
Nate Smith「Pocket Change」
リリース:2018/9/28
約32分
1. Get Down, Get Down
2. What It Do
3. DUMDUM
4. DAY AND DUSK
5. SPRESS THEYSELF
6. GHOST THUD (FOR MR. ALLEN)
7. WARBLE
8. BIG/LITTLE FIVE
9. PAVED
10. WARBLE: REPRISE
11. SO BE IT
概要
私がおすすめするアルバム・楽曲を紹介するコーナーを始めます。シリーズ化していきたい所存。
記念すべき第一弾は、凄腕ドラマー「ネイト・スミス(Nate Smith)」のソロアルバム
「Pocket Change」。
ネイト・スミス氏は、1974年生まれのアメリカ人ドラマー。
数多くのセッションをこなす腕利きスタジオミュージシャンであり、ファンクバンド・「Vulfpeck」のメンバーが立ち上げたサイドプロジェクトバンド「The Fearless Flyers」の一員でもあります。(私が知ったのもそれ経由)
スネアドラム・ハイハット・バスドラムの3点のみでこの表現力。脱帽です。
そんな彼が2018年にリリースしたアルバム、「Pocket Change」。
なんとほぼ全編、登場する楽器はドラムのみで展開されます。(一部パーカションあり)
他は強いて言えば彼の息遣い、ちょっとした呟き声でしょうか笑
とにかくストイックかつシンプルな構成となっています。
それでいて多彩なビート、心地よいグルーヴ感で飽きがこない。
コード・メロディも一切無いため、一種のリラクゼーションミュージックとさえ言えます。
長さも全32分と短めなので、気軽に聴けると思います。
普通の音楽アルバムとは一味違った感覚、ぜひ味わってみてください。
ピックアップ
1. Get Down, Get Down
一曲目はハーフタイムシャッフル(TOTOのRosanna等で有名なパターン)を基調としたビートから。
所々唸り声のような低い呟きが入っています笑
3. DUMDUM
ダムダム。
曲名の由来でしょうか、タムの音が所かしこに挟まっています。
他の楽器の音に埋もれやすい低音のタム音がじっくり聴けてお得?
6. GHOST THUD (FOR MR. ALLEN)
手数の多い16ビートをノンストップで。
途中からパーカッションも混じり、徐々にヒートアップ!
7. WARBLE
Warble(さえずり)。
基本的にはシンプルな8ビートですが、所々にローファイ的な「ヨレ」で味付けをしています。
古くなったレコードの音飛びを人力で再現したような感じ、でしょうか。
11. SO BE IT
最後の曲はややテンポ早めの、疾走感のある8ビート。
が、随所にシンコペーションを交え、短いながらも聴きごたえのある一曲。